チャランゴ

チャランゴ

1、 はじめに
チャランゴはボリビアを代表する弦楽器ですがその特徴はウクレレに似ていますがまったく違います。一木を掘って作りますから、ウクレレ、ギターなどの板を張り合わす構造とは異なります。弦楽器は胴体と表面板の材料で音量、音色、強度などすべてが決まりますので材料の選択はとても重要なことです。
2、 材料について
チャランゴ製作で胴体に一番よく使用されている材料はナランヒージョという黄色がかって、一部に茶色や赤みがあるオレンジ系の木です。
胴体の材料の一番の重要は働きは振動しないことです。胴体が振動すると
音を吸収してしまうので反発力のある木がいいわけです。ギターも同じですからローズウッドやハカランダなどを使用しています。
主な胴体材は柔らかいものからいえばマホガニー系、アルガジョボ、タララ、キナキナ、ハカランダなどです。硬い木ほど色が濃く、重いものと思っていただければ分かりやすいでしょう。材料学でいえばマメ科の木は比重があるので重くて、硬いです。黒檀などは南米にはないので輸入しないと使用できないし、掘るのは大変なのでありません。
指板材料について
指板はまず用途としては弦を押さえる場所、しかも頻繁に押さえるわけですから柔らかい木ではすぐにすり減ってしまうので、なるべく硬い木を用います。高い材料(輸入)の黒檀(エバノ)、ハカランダ、モラドなどの木が一般的です。
3、 チャランゴ弦を自分で選べるように!
弦ならなんでもいいというものではないのです。現在の弦には2つの種類があります。一つはみなさんがいう「黒い弦」、そして「透明な弦」です。
この2種類の弦の違いを知っておきましょう。「黒い弦」はなぜ黒い?かということです。弦は基本ナイロン素材のものが主流ですから、引っ張れば延びる性質があります。ただのナイロンを弦楽器に使用したとするとどんなことが起こるでしょうか? 引っ張る力(張力)で延びて、どんどん細くなって限界を超えると切れるわけです。そうすると楽器では音がどんどん下がってしまい、いつまでも安定しないわけです。
 黒い?—これは何かがナイロンに含まれているからです。それは炭素です。わかりやくいえば炭ですから黒い色をしています。炭素の働きは延びるものを引っぱり返すという働きです。つまり戻そうとすることです。
そのことによって弦はその張力と戻そうとする狭間で安定するのです。
黒い炭素は自然界に存在します。では白い弦は炭素が入っていないのでしょうか?そうではありません。化学合成で作られた炭素(フロロカーボン)
が入っています。働きは同じです。
 ではどんな弦が自分のチャランゴにあうか?が命題ですから、アドバイスは胴体材との関係が重要です。弦にはそれぞれ弦としての特徴があります。それは張力です。それが強いほど硬い、はりの強い弦です。その弦の強さに負けない反発力のある胴体材が必要なわけです。柔らかい木であればあまり張力の強い弦はおすすめできません。
 弦の張替えをおすすめします!
 買ったときから替えていない!という声が多くあります。しかし、楽器の立場を考えてあげてください。楽器は鳴らすほどよい音になっていきます。弦も音を良くする重要な部品です。弦が延びきったら良い音にはなってくれませんので頻繁に替えましょう。
4、 チャランゴの保管方法 
弦楽器の一番の難敵は湿気です。練習をあまりしないときにはケースから出して周囲のさまざまな音を楽器に聞かせてあげてください。共鳴して振動することによって湿気を飛ばしてくれるからです。特にハードケースに入れたままの保管は楽器にとって一番悪い環境なのです。ハードケースは外出などで出かけるときの運搬のためのものですから。